個人の所得税の申告書等の閲覧がE-tax上で無料に!?
2022-10-25
国税当局では 税務行政のDX推進策の一つとして 「あらゆる税務手続が税務署に行かずにできる社会」 という将来構想を掲げています。 その一環として 「申告書等情報取得サービス」を ようやく始めました。 これは e-Tax上で 所得税に関する申告書等のデータの 閲覧や取得を行うことができます。 現行の「申告書等閲覧サービス」は 納税者等が過去に提出した申告書等の内容を 確認する必要がある場合に 閲覧することができます。 PCにより申告した場合は、 現在もe-Tax上から 過去の申告内容を無料で 閲覧できる一方、 PC以外のスマホ・タブレット、書面で申告した場合は、 「申告書等閲覧サービス」 を利用するしかありません。 写しを取得したい場合は、 別途、有料の閲覧開示請求手続きが必要で、 約2〜3週間かかります。 なお、 同サービスと有料の閲覧請求は いずれも書面による 手続きが必要です。 新たな「申告書等情報取得サービス」の利用申請にあたって 利用者はe-Taxにログインして 申請画面上からマイナンバーカードによる 電子署名を行う必要があります。 申請後 数日以内に通知があり、 過去に提出した直近2年分の 確定申告書、収支内訳書、青色申告決算書の 閲覧およびイメージデータ(PDF)の 取得を無料でできます。 そもそも 自分の申告を閲覧するのに お金がかかったり、 2〜3週間時間がかかったりが おかしいのに、 今頃、 この程度のサービスを出してきて デジタルトランスフォーメーション(DX)推進だとは ずいぶん遅れたサービスですが、 少しは手間は省けますかね(笑) 個人の所得税のみというのも 法人税や相続税などまで 一斉にやらないのも 国、地方のスピードの遅さを表しています。 地方税の導入は だいたいこれから 3年以上遅れてくるんですよね。 日本のDXの初年度はいつくるのでしょうか? ご相談、ご不安なことが ありましたら、 お気軽に 中島税理士・行政書士事務所まで お問い合わせください。 セカンドオピニオンとしても 税務調査対策としても ご提案を致しております。港区六本木の中島祥貴税理士事務所 〒106-0032 東京都港区六本木4-1-1 第二黒崎ビル6階 0120-535-114(平日9:00~18:00)
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