調査官が税務調査で最も注目している意外なもの!?【税務調査】

2019-08-16
「それでは帳簿を見せていただけますか?」

税務調査が来て、
調査官が
最初に言うセリフ。


しかし、
調査官が
本当に見たいのは

帳簿ではなく、
帳簿が作られた
元となる原始資料なのです。


さてこの原始資料。


一般的には
領収書や契約書だけかと
思われがちですが、

このような帳票類は
たいていきちんと
保管・保存されています。


残されている
原始資料を

いくら探しても
たいした非違項目が
見つかるはずもありません。


じつは。。


調査官が
最も注目しているのは

『ゴミとメモ』


これらが
一番生きている資料なのです。


実は
机の上で散らかっているゴミや
引き出しの奥にしまってあるメモが
きっかけで

税務調査が
大きな展開を
見せることがあります。


例えば、飲食店を税務調査する場合。


飲食店の売上の多くは
店内での飲食ですが、

もう1つ
売上にできるものがあります。


それが配達。


この配達売上を
全く計上していない
飲食店が存在します。


配達売上を除外している
飲食店の不正を発見するには、

配達帳(注文内容と配達先の記録があるもの)を
発見することが全てなのです。


間違っても
このような売上除外は

帳簿を
いくら眺めていても
見つかるものではありません。


そのため、
きちんとした配達記録がなくても

配達したときの
ちょっとしたメモを見つけることが

調査官としての
腕の見せ所になるのです。


調査官はゴミまで拾いますが、
ここで気を付けていることがあります。


社内のゴミ箱に捨てられたものは、
その会社の占有物であり、

承諾なく
調査官が
収得して持ち帰ることは
できません。


しかし、
外のゴミ置き場に
捨てられた瞬間、

誰の占有物でも
なくなりますので、

調査官が
勝手に中身を調べても
問題はないのです。


できる調査官は、
調査対象のゴミ収集日まで
細かくチェックしているのです。


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