会社のパソコンは見せないといけないのか!?【税務調査】
2019-09-30
調査官が 『パソコンを見せなさい!』 と言ってくることがあります。 いくら税務調査だからと言って、 自由に パソコンを見る権限は あるのでしょうか? 答えは、 "No" です。 経理のデータも 保管されてはいますが、 同時に 個人のプライバシーや 業務のノウハウなど 流失しては 困る情報も その中にはあるのです。 「そんなこと聞いたことがない。 必要な書類は印刷してお渡しします。」 と言っても、 「どこでもやってますよ! 我々には 質問検査権がありますので、 パソコンの中身を 見る権利があります。」 と調査官が たたみかける ようなこともあります。 確かに 質問検査権とは、 調査官が 納税者に対して 税務調査に関する 質問や調査をする 権限のことです。 必要に応じて 事業に関する 帳簿書類や その他の物件を 調査することができます。 しかし、 だからと言って パソコンを自由に見せろ! とはおかしな話です。 「会社が所有する パソコンである以上、 個人の所有物ではない」 「関係のないデータか どうか判断するのは、 我々が決めることです」 などと反論され、 結局、 パソコンを 見せている 納税者も多いと聞きます。 しかし、 こういったケースに 遭遇したら、 拒否して頂いて 何ら問題ありません。 課税の公平があるように、 調査にも 公平性があって 当然です。 パソコンを 自由に閲覧することは、 質問検査権の 範疇を 超えています。 税務調査は あくまで、 "調査"であって、 "捜査"ではありません。 ご相談、ご不安なことが ありましたら、 お気軽に 中島税理士・行政書士事務所まで お問い合わせください。 セカンドオピニオンとしても 税務調査対策としても ご提案を致しております。