消費税の還付が遅くなっている!?【税務調査】
2020-03-31
最近、 消費税の還付が 遅くなっている そう感じている人も 少なくないのでは ないでしょうか? 国税の内規で、 消費税の還付申告に対しては、 事前に審査を行い、 場合によっては 税務調査を実施してから 内容を確認して 還付を行うことになっています。 わが国の消費税は、 請求書に書かれた税額を 合計して 計算する 外国の消費税とは異なり、 決算書を 基に計算します。 結果として、 決算書の数字を 不正にいじるだけで、 理論上は 簡単に 消費税の還付申告を することができます。 このような不正な還付申告が 非常に多いため、 事前に 税務署で 確認してから 還付することになっています。 しかし、最近、 この消費税の還付処理が 非常に遅れている と言われています。 消費税の還付が 遅れる理由として、 国税は 税務調査手続きの法制化により 手間が増え、 税務調査の進捗が 遅れるため、 還付の処理も 遅れると 税務調査手続き法制化を 悪者扱いにして 説明しています。 しかし、 消費税は 場合によっては 巨額の還付金が 発生しますから、 消費税の還付金を 資金繰りに 考えている会社は 非常に多いのです。 このため、 国税は 最優先で 還付処理を しなければなりません。 法律的にも、 消費税の還付金は、 本来は 遅滞なく還付すべきものであり、 かつ還付が遅れれば 還付金の利息である 還付加算金を 上乗せで返す必要があるため、 血税の垂れ流しにも つながなります。 このため、 税務調査手続き法制化に伴う手間は、 全く言い訳になっていないです。 ご相談、ご不安なことが ありましたら、 お気軽に 中島税理士・行政書士事務所まで お問い合わせください。 セカンドオピニオンとしても 税務調査対策としても ご提案を致しております。