会社が成長するためには
なぜ、中小企業経営者は、自分の会社を成長させたい、と考えなければならないのか。
まず、このお話の前提として、企業は継続させなければならない、ということから入ります。
売上は現状維持でよいと考える企業は、 まず、新規取引先を開拓しなくてよい、という考え方になりやすくなります。
営業という面倒なことを行って新規取引先を開拓することはせず、既存客だけで十分、と。
では、既存客だけで取引していく場合、企業はどうなっていくのでしょうか。
既存客だけの取引で売上を現状維持させる場合、次のことが前提となります。
・既存客との取引の量が維持され続ける。
・既存客自体の売上は常に今の状況を維持している。
・その既存客を同業他社に奪われない。
どうでしょう?これを絶対に約束できるのでしょうか?
こう考えると、自分の会社は今後も売上は現状維持でよいと考える会社は、
ほとんどの場合、売上は減少していってしまうものです。
売上が減少してしまえば、会社は継続しにくくなるものです。
だから、企業の経営者は、会社を継続させていくためには必ず売上は成長させると考えるべきなのです。
そう考えてこそ、企業の売上は最低、維持でき、会社は継続していきやすくなるものです。
それでは、会社が成長するためには何に気を付けなければいけないのでしょうか?
経営資源の中で、これからの世の中でも、最重要視すべきであるのは間違いなく、モノです。
なぜなら、モノが悪ければ、モノの十分行き渡った日本では、
商品が売れる土俵にすら上がることができないからです。
そして次は、情報です。
その理由は、誰もが情報をネット経由で、瞬時に得ることが可能な今、
現場の生の情報こそが、日々変化するお客さんの期待に対応するために不可欠な要素だからです。
3つ目は、ヒトです。
社員が、今現場で起こった事象から生の情報を読み取り、
お客さんが期待するものを瞬時に会社にフィードバックしなければ、
欲しいものすら思い浮かばない消費者を相手に、
明日何をすればよいかが見えてこなくなるからです。
最後はカネです。
これからの経営をかじ取りする上でも、カネは重要な役割を果たします。
ですが、重要なのは、カネをどこに使うかというかじ取りです。
会社が生き残るためには、情報社会である今、
勝ち残るカネの使い道を次の基準で判断する必要があります。
このバランスが会社の成長のためには重要なのです。