税務調査での『調査官の勝負時』はいつなのか!?【税務調査】

2019-10-21
最近は
1調査に割り当てられた日数は

平均で2.0日です。


この2.0日の流れは、

実地調査を行い、

修正する項目があれば、

納税者の同意を得て、

署に戻り
報告書にまとめ

提出するまでを
指しています。


納税者にとっては

「ホントにあっさり終わった」

が正直な感想なのでしょう。


10年ほど前は
1調査日数は

4.0日
割り当てられていました。


通常、
実地調査に入る時間は、

午前10時です。


そこからしばらくは、

納税者と
雑談をします。


「最近、景気はどうですか?」
「いや、なかなか厳しいですね」

といったごく自然の会話に始まり、

「ゴルフが趣味なんですか?
 スコアはどのくらいですか?」

などの納税者に関する
情報も集めていきます。


この時、
調査官は
何を見ているのか?


それは、
納税者と
立ち会った税理士の

反応です。


雑談に
気軽に応じているようであれば、

調査に協力的な人だ、
几帳面な性格そうだと
判断します。


警戒の節が強ければ、

気が強そうだ、
何かを隠しているのでは?
と感じます。


今後の調査の流れが
ここで
決まってくるのです。


デキる調査官は、

帳簿を見るフリをして、

実は、
納税者や税理士の反応を

見ているのです。


事務所内の
いろいろなモノにも
目を配っています。


テーブルに置いてあるマッチ、
壁に掛けてある絵画やカレンダー、
机の上にあるメモや
趣味に関わるようなモノまで

細かく見ています。


取引先以外の
銀行のカレンダーがあれば、

隠し口座の存在を
疑います。


営業先を書き記す白板が
きれいになっていたら、

何か隠しているかもしれません。


トイレやゴミ箱の中まで、
何か重要な情報はないか
見ています。


話を進める調査官とは別に、

特に関心も無さそうに
まわりをウロウロしている
調査官がいたら、

まさにこの行為です。


納税者から
帳簿の説明を
ひととおり受けた頃には

お昼です。


ここで1時間程度
昼食で外出しますが、

既にこの時には
「増差所得はいくらぐらいでそうだな」
という話し合いがされているのです。


逆に
何も怪しいところが
見当たらない場合は、

調査を早く切り上げることも
視野に入れた方向性も
検討します。


戻った後は、
怪しいところを
重点的に
質問していきます。


「壁に日焼けした後が残っていますが、
 ここには何がありましたか?」

「このメモ帳は○×銀行のものですが、
 お取引はあるのですか?」

「接待は近所のお店が多いようですが、
 家族との食事ではないですか?」


当然、
問いただす質問も、

午前中に
様子見をしていた

納税者や税理士の性格を
考慮しながら
進めていきます。


大胆に
カマをかけることもあれば、

じわじわと
外堀から埋めていく
ケースもあります。


税務調査の流れのすべてが、

この午前中に
決まるのです。


『調査官の勝負時』は、

まさに

"初日の午前中"

なのです。


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所長:中島祥貴
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